2014年2月24日月曜日

ハッセルブラッド


























いつか夢見たハッセルブラッド

あれは7年前だったかな
一度だけシャッターを押させてもらったことがあった

あのときのシャッターを切ったときの
ボディーからおもいっきり空気がぬけるような反動と音
この感触がわすれられなくて
いつかは手にしてみたいと思っていた

そんなことをずーっと思っていたんですが
最近、何気に中古ショップをみていると
なんとなんと
良いボディーが…
急な出会いに戸惑い(苦)
もう40年まえものカメラ
いい状態のものはあまりないだろうと店員は言う
確かにそうだなと…
これも出会いだと自分にそう語りかけ
僕は直感で購入した


ハッセルブラッド


何と言っても始めは
ファインダーに感動するだろう
6×6の大型ファインダー
のぞけばそこはもう別世界

そのファインダーを見ながら
しっかり構えて
露出を考えシャッター絞りを決める
もちろん露出計なんてついていないので
露出計を別で持ち歩くか、勘にたよる他ない
iso、シャッタースピード、絞り
写真の基本中の基本が
どれほど難しいかが
このカメラでは実感できる
そして本来のトリミングとはどういうことかが
よく伝わってくる


フィルムカメラを触る機会が減った今
仕事ではデジタルを使うことがほとんどだけど
こういう感覚を養えるのは
僕はフィルムにしかできない感覚だと思う

何が違うか
それはなんとも言えない緊張感と
制限、限りがあるということ
わずか12枚撮りのフィルムを
よく考えて撮らないとコストもかかってくる


ハッセルで撮るときはものすごく緊張する
指が震えるときだってある
ライカもそうかな

でも
それがいいんですよね


一枚への深みと重み


これはデジタルで撮るときもやっぱり
感じてたいですよね




写真はやってるからわかるけど

絶対にどんなスチュエーションでも

「なめたらあかん」

と常に自分に言い聞かす

シャッター押すまでのプロセスが

ものすごく大切で

押すときの緊張感からの解放というか

すべてがそこに詰まっていく


写真は
押せば撮れる




そんな甘い世界ではない

ものすごく繊細な領域でしか
なし得ない世界だということを
痛感している








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