2014年1月8日水曜日

LEICA M6との出会い
















 LECA M6




年末にふらっと一人で東京にいった。

目的は人に会うためとオールドレンズを1つ欲しかったからだ。


最近はアナログレンズにはまっており

それもオリンパスのEM-1を買ったのが始まり。

しかし、このカメラはとてもよくできている。


最近は画質や機能にカメラの魅力が問われている気がする中

そういう所もしっかり詰めながらも

カメラとして本来の持った感じの充実感や撮ることの楽しさ、

持ち心地などなどほんとうに良くできたカメラです。



そんな中でなにか物足りないものを感じていた。

それは、「便利すぎる」と言うこと。


手ぶれ補正はものすごく補正してくれるし、

isoをあげても画質は退化せずに奇麗。


一見良いことなんだけど、僕にはどこかモノ足りなかった。


東京をふらふら目的もなく歩きながら写真を撮る。

AFも早くて、瞬時で構えて撮影することができる。
多少のことではブレない。
すごいことだ。


瞬間、自分と被写体のタイミングってすごく重要で

合うときがあれば合わないときもある。

合わないときってブレたり、ボケてたり
でもそういうのも後でみればよかったりする。

そういうアンバランスな瞬間に写真で出会う機会が減り

そういうものに飢えていたのかな。


そんなことを思いながら
新宿にある、とある中古カメラ屋にはいった。


入ってすぐに目の前に並ぶLEICAのカメラ。


あこがれでもあるカメラ、いつか買うのだろうと思いながら

俺にはまだ早いなと言い聞かせながら

ガラスケースにはいったカメラを眺めていた。


今日はオールドレンズを探しにきた目的もあったことを思い出し

何気なくLEICAのレンズの話を店員さんに質問してみた。


それからどれくらいたったかな。。。

2時間は話したかな。

その店員さんはLEICAのヘビーユーザーでもあり

M6を所有しているらしく

その魅力を事細かに楽しそうに話してくれた。


話をじっくりと聞く中で
まさに自分が今求めているものがこのカメラには詰まっているかもしれない…

そう、なにか光のようなものを感じながら

僕の中で答えが出た。



「これください、買います!」




店員さんはびっくりしてましたけど

僕の中でこれは出会いなんだなと

カメラとも、店員さんともこのタイミングで大切なことを教えてくれて

ありがとうと嬉しい気持ちと一緒に

LEICA  M6を手にしながら帰った。



ま、こんな想像もしなかった出会いから

今はあこがれのLEICA M6で写真を撮れることとなったのですが

決して便利なものでもなく今のデジカメに比べればものすごくレスポンスも悪いが

ただそれ以上に大事なものがこのカメラには詰まっています。



仕事やプライベートで写真を撮っていて

僕が大事にしたいのはやっぱり1枚に対する深みと重み。


これはデジタルになって写真が手軽になったからこそ

絶対に感覚として忘れていけないものです。



写真ってほんまにものすごく深く、
そうは簡単に良い写真と言えるものに出会えない。


もっと感覚を研ぎすませて
モノを見抜く目を養わないといけない。


これはもう
死ぬまでの自分との戦いですね。
すごく良い意味でね。




あとね、最初にも書きましたが

オリンパスEM-1、ものすごくいいカメラです。

便利すぎるけど、これはこれで良いんです。

最高の普段用のカメラとして重宝しております。


カメラ購入で悩んでる方がいれば
是非使ってみてください。




きっと写真すきになりますよ。







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